医療法人美澄会 こすみ皮膚科クリニック

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皮膚病のはなし

光線過敏症

外界から入った物質で起こるタイプ(外因性)

光に作用する物質が皮膚に付着するか血管から皮膚に入り、光線に当たると生じる急性湿疹です。発症には2つのタイプがあります。

①光毒性によるもの

原因物質が直接皮膚を侵すもので、だれにでも起こりえます。ある種の植物や薬物に触れたり摂取したりした後、大量の日光に当たると、数時間後に皮膚がヒリヒリして赤くなり、むくみや水疱ができます。
原因物質としては、ライム、レモン、オレンジ、セロリ、パセリ、イチジクなどの植物のほか、サルファ剤などの薬物、コールタール、植物タールなどが知られています。

②光アレルギー性によるもの

原因物質にアレルギー反応を起こす体質を持つ人にだけ発症します。薬剤に対するものが多く、内服や注射した後少しでも日光に当たると、1~2日後に強いかゆみを伴う急性湿疹ができます。症状は1~2週間で治まりますが、引き続き原因が加われば何度も再発して慢性化します。



外因性の光線過敏症の代表的な皮膚炎    
ベルロック皮膚炎

オーデコロンなどの香水をつけた後日光に当たると、あとに色素沈着を生じる病気です。初めは紅斑や水疱ができることもあります。そのほか薬物がいろいろな症状を招く光線(日光)疹型(光過敏性薬疹)もあります。


体質や病気で起こるタイプ(内因性)

多形光線(日光)疹

成人に起こる原因不明の病気です。毎年春から夏にかけて、日光に当たった部位に、数時間後にかゆみを伴う小さなブツブツや赤みが生じ、秋になると治ることをくり返します。

種痘様水痘症

子どもの病気で男児に多く、症状は種痘に似ています。主に夏に日光に当たった後、鼻やほほ、耳たぶ、手の甲などにかゆみを伴う水疱がたくさんでき、数日でツがとれて、治ったあとに瘢痕が残ります。

そのほか、血液中のポルフィリン代謝異常で起こるポルフィリン症、遺伝による色素性乾皮症などがあります。

日光にさらされない工夫を

光線過敏症を治療するときは、帽子や傘、長袖の服、日焼け止めクリームなどを使って日光を避ける工夫が必要です。病気によっては日光を絶対禁止することもあります。医師の指示を必ず守りましょう。